イベントGP 第10戦
東京 浜松町
Bright Season7

もうすぐ冬……今年も残すところあとわずか。
ということでイベントGPも残すところあと2戦。
そして、お約束のイベント、BSがここになってやってきました。
前回の鬼のような列が思い出されるこのイベント。
果たして今回はどうなったのやら?



 秋レボから約1ヶ月。
 イベントGP後半はコンスタントに1ヶ月。
 そしてここまで走りつづけたイベントGPもあとわずか2戦。
 ついにここまできた、といった感じになってきた。
 しかしあいかわらず、連絡を取り合わず、結局依頼がきたのは5日前。
 今年最後のGPの合格連絡と同時であった。
 依頼はラミカだけでいいとのことで、結構楽ができる……と思ったのではあるが……
 実は、このとき自らのコピー本(今年参加のBS系イベントには全て自らくだらないコピー本を出している)を書いており、かなり苦しい状況になっていた。
 しかし、お手伝い屋としてはそちらを捨ててまでもやるべきであり……まぁ、ラミカ程度ならと高をくくっていた。
 結局最後は鬼を見ることになるのだが。
 
 ラミカの依頼のあった当日から早速印刷作業に入る。
 印刷をかけながら、今回は自分の原稿書き。
 小説物なので、元々はノートに書いているのでパソコンはこの際使わない。
 しばらくすると、印刷の状況が怪しくなってくる。
 しばらくするとカラー部分に線が。
 何度かトライするものの、結局はその日はあきらめる。
 次の日に再びトライ。まずまずうまくいくが、しばらくすると機嫌が悪くなり、中止。
 その間にも原稿がそれなりに形になり始めたので、ノートバットで打ち込み開始。
 メモリを増強したので、印刷中でも打ち込みができる。CPUは変わらないが、メモリが増えたのは大きかった。
 ということで、昼休みには原稿を書き、夜帰っては原稿をうつ毎日。
 しばらくそんな毎日を過ごしながら、イベント前1週間をすごす。
 しかし……意外と原稿が進まない。
 それに……長い。
 本来ならば4ページ程度で終わるはずだったのだが……結局は12ページもの作品になってしまった。
 正直そんなに長くするつもり無かったのだが、失敗。
 じつはこの物語、さらに先のお話設定があったり……
 まぁ、それは別の話。

 イベント2日前、金曜日の夜。
 ラミカ作業は順調に遅れていた。そして原稿も完成していなかった。
 印刷と同時に打ち込みを行う。打ち込みが飽きると原稿を書く。
 しかし、原稿を書き終わった時点で就寝。
 結局眠気には勝てなかった……
 ということで、土曜日。
 朝からひたすら印刷を行う。そしてラミカ切りも同時に。
 飽きると原稿を打つ。それを繰り返して時間が過ぎる。そしてお昼過ぎに原稿うちが終了。
 なんとか今回のコピー本は日の目を見そうだ。
 しかし……ラミネート作業が順調に遅れている。
 今夜は結婚した友人の歓迎会があり、それが夕方からある。
 何とかその前に完成させねばならない、と思ったのだが。
 結局は大きなラミカのラミネート作業が間に合わなかった。
 そこで、歓迎会へ……
 帰ってきたのは23時過ぎ、再び作業に入る。
 まずは残ったラミカ製作。
 そこで、とりあえずお手伝い依頼されたものが終わったので、就寝。

 1時間半後、午前4時起床。
 まずは自分のコピー本のコピーへ。
 これが30分ぐらいで終わる。帰ってきてシャワーを浴び目を覚ます。
 そして、自分のコピー本の折りを……結局コピー本は7枚。
 意外と多い枚数になってしまった。
 別にこれは急ぎでもないので、のんびりと折り、そしてホチキス止め。
 これで全ての作業が終了。
 時間は5時を回っていた。
 そして、そこから車へ荷物を積み込む。
 今回は衣装を持っていく。これは冬コミでkanonコスを行う人を募集する為だったりする。
 無事に荷物の積み込みも終了し、出発!
 目指すはみそ氏宅。

 高速をダラダラと走り、午前6時、到着。
 やはり早朝ということで非常に順調に車が流れ、意外と早い到着となった。
 しかし……到着したが、みそ氏の部屋は電気が消えている。寝ているようだ。
 前に到着時刻は6時を予定と連絡してあったが、まぁ、この時間についてもやることが無い。
 なので、車の中で待機……結局7時までそこにいる。
 7時になって電話をする。
 電話に出たみそ氏は明らかに寝起き。しかもかなり眠そう……
 シャワーを浴びたりするとのことで、さらに待ち。
 その間に自分も一眠り。
 電話がかかってきて、起床。そして荷物を積み込む。といってもダンボール箱は一つだけ。  すぐに積み込みは終了。そしてすぐに出発。
 再び高速を使い都心へ……
 その途中で、合体で出したぐるさんに電話。
 しかし、まだ家とのこと……間に合うのか?
 一度、自分の家により、向かうは浜松町。
 朝の銀座を抜けて浜松町到着は午前9時を回っていた。
 近くのホテルの駐車場に車を入れて荷物を持ち会場へ……
 しかし会場はまだ開いていなかった……どうやら入場時間は40分。
 会場時間まで1時間無い。準備にはちょっと辛い気がするが……
 会場入りをするとすぐに新刊の確認をする。
 すでに新刊は搬入されており、机の下にはダンボール箱が2つおいてあった。
 まずは早速、本の確認から……綺麗だ。
「綺麗な仕上がりだなぁ」
 しかし、そのあとの言葉にぶっ飛んだ言葉が続いた。
「3日間で」
 3日間?
 それって???
 そう、実はこの原稿は3日前にメール入稿したものらしい……全くひどい同人作家だこと(笑)
 でも、本当に綺麗に仕上がっている。
 印刷所の愛を感じでしまうぐらいの出来である。
 といってもゆっくり読んでいる暇は無かった。
 そこで、お隣の方が到着……って、水平さいかさん?
 この間の澪ケットで見事にコピー本作りを手伝わせてしまったさいかさんがお隣だった。
 とりあえずご挨拶。
 そして、次。次の準備は……ポスター張りだ。
 今回用意してきたのはA3、8枚のポスター。今回の表紙を印刷したものだ。
 ちょっとプリンターの調子が悪かったのか、微妙に横線が入っているが、気になるほどじゃない。
 なんといっても、この大きさなのだから。
 今回は壁といっても窓際なので、ちょっとポスターが見にくい。ちょっと残念だ。
 と、やっている所でぐるさんとネコバさんが登場。
 こちらは椅子を使ってなんとかポスターをはる。
 で、ぐるさんもポスターを……って、何それ?
『おでんや2号店』
 ……ぉぃ
 見事なポスターだった……
 それもとなりに貼る。
 そしてそれを私が手伝っている間にみそさんにカタログを買って来てもらう。
 また、分厚いカタログだ……ほとんどがイラスト。カタログの用をなしているのは前1/4だし。
 BSらしいとは言えばBSらしい。
 さて、そこから本格的にイベント準備開始。
 本を取り出し、机に並べはじめる。
 新刊の『DiGiOnet2』と『DiGiOnet』『エココな本2』『LIKE1−2−3+』
 さらにラミカを机に直置き。これが今回のラインナップだ。
 苦労して、とりあえず置く。LIKEなどは横置きだ。
 自分の本など置くスペースはない。
 なので、すかさずとなりのぐるさんのところへ委託(笑)
 相変わらず自分の本が何冊売れたかなど知ることはできなかった。
 まぁ、それはいいとして……
 その間にも知り合いさんがたくさん来られる。その方達にDiGi本や自分のコピー本を渡してご挨拶。
 やはりこのイベントは長いだけにお知り合いさんも多い。
 そんなこんなで……値札をおいてなどとしていると。
『BrightSeason まもなく開場します』
 え? 早くない?
 あっという間に時間は10時半になっていた。
 急いで、準備を整える。
 しかし、人はすでにゆっくりと入場してきていた。
 この前のようなことがないように、今回は本も500作っていたので売り切れる心配はない。
『BrightSeason7 開場します』
の声とともに人がわらわらと人が会場内になだれ込んでくる。
 下の覚醒夜ほどではないが、それなりに人が入っているようだ。
 とりあえず……すぐに周りの状態をノンビリ見ていられなくなっていた。
 まず先にサークル関係の人達が集まってくる。
 それをみそさんと自分で担当し、うまく捌いていく。
 ある程度、このような状態が予想は出来ていたので、意外とスムーズにスタートが切れた。
 しかし……となりがさいかさんとぐるさん。
 いつの間にかその周辺は人だかりになっていた。
 で、気にしていられる状態でなくなり……やっぱり列になってしまっていた。
 もう、こうなったら早く列を捌いてしまうしかない。
 ひたすら売り子に専念。
 正直、ラミカがあると売るのに一苦労なのだが、ラミカを求めてここのサークルに来る人もいるので少ないながらも持ってきていた。
 そこからしばらくは時間の感覚がなかった。
 お隣のさいかさんのところも賑わっている。
 そして、ぐるさんのコピー本も。
 ぐるさんのコピー本は123部とコピー本としては相変わらず、大量に用意しているようで……
 既刊の本も少ないながら持ってきており、その本も順調に売上をあげているらしい。
 と、なかなか人が減らない。
 列が出来ているのか、どうなのかも確かめている場合じゃない。
 ちらりと見ると、やはり10mぐらいは列が出来ていたと思う。
 もしかしたらもう少し長かったかもしれないが……
 とにかく、前回のBSと同じような状態で約1時間半が過ぎていった。
 やっと、ここでスペースの前に人の流れが切れた。
 ほっと一息つく。
 ここでみそさんが受けたスケッチブックを取り出して描きはじめる。
 しかし今日は乗らない様子。かなり苦労して描いているようだ。
 その間にもご挨拶周りに数名に来ていただいていた。
 と言っても私は売り子の身であり、そうそう喋っているわけにもいかず……
 とか言いながら結構喋っていて、お客さんを無視していたのは反省。
 それから1時間はお客さんもちらほらと来て、買っては帰ってゆく。
 その頃にはすでにDiGiOnetの1もエココな本2もラミカ(これは速攻だったけれど)もなくなっていた。
 残るものはLIKEと新刊のみ。さすがにイベントから言ってLIKEが売れることはほとんどなかったけれど、他の本は予想以上に早くなくなっていた。
 その後、イベント主宰の方が来て、このイベント用に作ったマグカップを全種類置きに来た。
 みせてもらう……いいなぁ〜 絵のうまい人わぁ〜
 まぁ、自分がこの世界と出合ったのは数年前なので仕方ないだろう。
 ほぼ同時にみそさんの友人が現れる。
 よってここで私はしばらくして時間を貰うことに。
 すでに時間は13時半。
 早いこと早いこと……そんでもって下の階へ。
 下の階では『覚醒夜』というイベントが行われており、そこには知り合いがいた。
 いろいろと喋っているうちにいつの間にか結構時間がたっていた。
 戻る、という前にそこのサークルさんの本を貰ってしまった。しかもマグカップ付きで。
 あぁ、有り難うございますm(_ _)m
 結局、みそさんのぶんも頂いていたので、一度帰って今回の新刊とLIKEを持って再び下へ。
 途中、私の好きなサークルさんに寄り本を購入して戻る。
 戻ったところで、今度はみそさんが外出。
 といっても、すでに会場はのんびりモード。
 冗談で募集している冬コミの『真琴』役の衣装を展示するくらい。
 あとはダラダラと時間を過ごす。
 しばらくしてみそさん帰還。
 今度は自分がフラッと出て行こうとする、が。
 今度はお隣でコピー本の販売が始まる……しかもすごい列が出来ている。
 冊数は純分用意してあるようだが、なんせすごい人の数だ。
 3人で売り子をしているが、ちょっとたりていない感じ……
「大丈夫ですか?」
「え、えぇ、ちょっと……」
「手伝いましょうか?」
「い、いいですか?」
ということで、しばらくはお手伝い。
 5分ぐらいしてその場所の人がお戻りになって、私はお役御免。
 ここでやっと会場内を回る。
 といっても、そんなに時間は無かった。
 すでに即売会の時間は30分を切っていた。
 会場内をふらつき、何冊かめぼしそうな本を購入。
 戻ってくると、今度はぐるさんが興奮した様子で本を見せてくれる。
「あ、これはっ!」
 そこには私たちがこのBSでもっとも楽しみにしている、某サークルのコピー本がまとめて販売されていたのだ。
 なので、早速購入してきて貰う。
 これがなんともいえず楽しい。内輪受けだけれど。
 まぁ、そんなことをしているうちに時間はたち、ついに終了。
 片付けと共に、今回使ったおでんや、猫茶亭の両ポスターと夏コミで使ったkanonの衣装をプレゼント用に提出する。
 今回は色紙オークションには参加しなかったので、残念ながらそれらが誰かに引き取られていくところは見ることが出来なかった。
 一体あの衣装は誰に引き取られていったのかは気になるところではあったが。
 とりあえず、今までの経験上から言って、とてつもなく遅くなる時間になりそうだったために今回は辞退してさっさと帰ることにしたのだ。
 ということで、みそさん、ぐるさん、ネコバさん、みそさんのご友人と共に会場を後にする。
 車に乗り一路向かうは……神戸屋!
 久しぶりにおいしいパンを食べに行くことにする。
 さっさと移動する為に高速を使い一路環八へ。
 前のBSのときも神戸屋に行ったのだが、なにやら場違いな神戸屋に来てしまったようで今回はいつもの神戸屋に行くことにする。
 で、到着。
 時間も早いのでそれほど待たずに食事に入れる。
 日曜日ということもあり、店員さんもたくさんいて、それなりに満足行く(?)食事をとることが出来た。
 もちろん『なんで店員さんが関係あるのか?』なんていうことは聞いてはいけない。
 この世界の人間なら良く知っているだろうから……
 そして、ぐるさん、ネコバさん、みそさんの友人を新宿駅まで送り、一路みそ宅へ。
 高速を走り、みそ宅着。
 なんと時間はまだ20時になっていなかった。
 しばらく眠気を覚ます為に20分ほど休ませて貰い、再び都心への高速を走る。
 で、家に到着したのは21時過ぎ。
 異常なほど早い到着であった。
 家に着くと、しばらくは今日買った本などを眺めていたが、そのまま眠くなり就寝。
 こうして、今年最後のBSを締めくくった。
 
 
 そして次回は……The Last Battle!
 厳寒の東京湾岸大同人即売会。その名も『冬コミ』
 ついに今年もGP最終戦。
 はたして、どんなことになるのか。新作はできるのか?
 今年の総決算はすぐそこだ!
 
 



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