イベントGP 第9戦
東京 池袋サンシャインシティー
コミックレヴォリューション58

ついに秋本番。すっかりと寒くなって、冬がもう目の前。
と言うようなわけで、去年は全く別の所でお手伝いをしていた秋レヴォ。
あれから1年。
今回のイベントは、前に何も用意することが無く、久しぶりに売り子だけのお手伝いとなりました。
さて、そのイベント自体とは?



 澪ケットから約1ヶ月。
 すっかり秋が深まって……というか、いきなり寒くなり体調は崩れ気味。
 今回も、イベント直前まで連絡をとろうとしてもとれず、やきもきした日が続き。
 結局電話してみれば……睡眠中。
 どうも電話をするとサークル主は寝ていることが多い。
 なんと言うか、これで何度目の睡眠中たたき起こしだろう、と思いつつ、必要最低限のことを確認。
 とりあえず、何もしなくていいとの事。
 ちょっと拍子抜けのような気もするが、それそれで楽だからうれしい。
 で、金曜日の夜に電話がかかってきて、日曜の朝の待ちあわせ時間のみを決め、電話を切る。
 結局打ち合わせはこれだけだった。
 全ては何事もなく、そして平和に土曜日を過ごして行った。
 そして、日曜。
 前日、色々とあって、興奮してなかなか眠れず、結局寝たのは2時すぎ。
 そしておきると……yoshioさんからのメールが。
 寝ぼけ眼のまま返事を返す。
 そして時計をみる……まだ6時だった。
 そこで2度寝するわけにもいかず……とか言いながら見事に寝る。
 そして結局は遅刻……
 20分ほど遅刻して、みそさんと合流。
 私は知り合いへのさし入れをもっての登場の為大きなバックをもっていたが、みそさんは軽装。
 ウェストバックのみで、本当に楽そう。
 次回からは手ぶらで……とも思う。
 顔が眠そう……で聞いてみれば
「寝てないんです」
とのこと。どうやら前日に友人宅で飲み明かしたらしい。
 イベントの前夜は何があっても徹夜のようである(笑)

 まぁ、といいながらもとりあえずジュースを購入して会場入り。
 しかし、まぁ〜。雨だというのに人の並んでいること並んでいること。
 晴れていても雨が降っていても、人の数はほとんど変らないように感じる。
 とりあえず、その人の中を縫って会場入り口へ。
 今回は前回と同じ下の間。でも、サークル数は半分なので、かなり楽だと思われた。
 とりあえず、迷うことなく下の間へ。
 そして到着すると……机の下に段ボールが4つ。箱には『ねこのしっぽ』とある。
 ちゃんと届いているようだ。
 そしてなかを確認……出来上がっているらしい。
 しかし後半がやけに白い。
「出来ませんでした。最後まで。なのでまた最後を仕上げて作り直す予定です。」
ということだった。
 まぁ、確かにほぼ完成はしているので、問題は無いようだ。
 印刷の仕上げもかなりイイ状態だし。
 しかし……どう考えても、この様子だと印刷所にはギリギリまで待ってもらったようだ。
 下手をすれば中1日ぐらいで仕上げてきているのではないだろうか?
 なんとなくそう感じた。
 とりあえず、みそさんが自宅から送った宅急便を取りに行く。
 そして戻ってきて準備をはじめ……る気力がなかった。
 しかも2人とも。
 なんとなく、ノンビリとする。
 よくわからないが、ボーと過ごす。見事に眠そうだった。
「やりますか」
といったときにはそれから10分は経っていただろうか。
 そこから箱開けを始める。まずはエコ本2。今日のメインだ。
 それからLIKEとエコ本1、DiGiOnetと今日はこのの4点を売る事になる。
 今回もなにも飾りつけ的なものは用意していなかった。
 なのでごく単純に、本を横に並べる事にする。
 途中「えこのしっぽ」の社長さんがいらしてしばし挨拶。
 しかし、本を並べるのにそう時間はかからず。以上準備終了。
 他に何もすることはなかった。
 が、しかし、随分とノンビリとやりすぎたのか、すでに時間は9時半を軽く回っていた。
「挨拶は?」
「この時間じゃ……」
 確かに館外移動の時間は10時までとされている。
 ということは、今出ていってしまえば、結局戻れなくなってしまう事がほぼ間違い無い。
 そんな訳でサークル主は、近場のサークルをいくつか回っただけですぐに戻ってくる。
 そしてそれからは販売体勢を整えることにする。
 まぁ、レヴォなのでいきなりすごいことになるとは大手で無い限りまず無い。
 とりあえず、最初は2人で立って売ることにする。
 と言うことで邪魔な椅子をたたみ、しばらくはそこで待機。
 途中、ねこのしっぽの社長にみそさんが呼ばれたりしたが、特に何事も無く会場を迎える……
 しかし、なぜかそこに左の間にいるはずのぐるさんが。
「あれ?」
「先輩に捕まりました」
 どうやら左の間に戻るとき先輩に捕まったらしい。
 そして、その場で買出し部隊に徴兵されたらしい。
「いってきま〜す。」
と言う情けない声とともに、再び会場内に消えていった。
 ほぼそれと同じくして会場内に「開場」の合図が響いた。
 それとともに、一気に会場内の大手サークルに向かってサークル参加のメンバーが殺到していく。
 それをただボーっと眺める自分達。
 まだ、一般入場者は会場内に入ってきていなかった。
 しばらくしてなだれ込むようにして一般入場の人たちが入ってきた。
 入場規制をしているようで、一気には入って来ない。大体50名ぐらいずつだろうか?
 島内を目標にしている人はいないようなので、まだしばらくは何もしない時間が続く。
 間隔を分けて、人が入場してくる。
 そして、島内にひとがたまってきた頃からが勝負だ。
 とりあえず、しばらくは絵に目を止めた人や、元々買いに来る人でそれなりに人が来る。
 しかし、しばらくすると人がぱたりと途絶える……
 まぁ、いつも通りといえばいつも通りなのだが。
 今回はどうも人が少ない。多分会場の設定にあるのだろうが、一番込むであろう真ん中の間に人が行っているのだろう。
 じわじわと人が出てきたところで、呼び込み開始。
 まずはみそさんが呼び込みをはじめ、自分は売りに専念。
 人がいなくなったところで、自分も呼び込み開始……まぁ、これが後でちょっと問題になりそうな結果を生むのだが。
 とにかくその時は人を集めるのが先決だった。
 声をあげる。今日の呼び込み声は「本日の新刊はエココな本2です」
 これで新刊を頭の上に掲げ、人目を引く。
 もともと、可愛い絵なのだから、それだけでも人は寄ってくる。
 もちろん、中身を見て買わない人もいるが、それでもちょっとした人だかりにはなる。
 そうすると人がさらに寄ってきて、さらに人が増える。
 しばらくすると、また人が減り声をかける。
 これが繰り返される。
 なんというか、人が途切れるのやら、途切れないのやら……変に動けない。
 開場から1時間半、そんな状態が続く。
 その間に知り合いさんも入れ替わり来ていただく。
 しかし中途半端に忙しいので、なんともこちらも対応が中途半端である。
 なんだか忙しいのか忙しくないのか……
 実は知り合いのところに午前中に行って物を渡さなくてはいけなかったのであるが、結局その場を離れられず渡すことは出来なかった。それぐらい、タイミングを計るのが難しいイベントだった。
 とはいえ、お客さんは来ていただいているので順調に本は減っていった。
 そして、当然本が減ってくれば在庫を取り出す。
 今回は新作500の上に旧作品も持ってきていたので、机の下にはきっちりとダンボールが詰まっていた。

 そして、事件は起こった。
 今日は、私が売り子を、そして机の上の本が減ってきたのを見計らってはみそさんが在庫を取り出すパターンになっていた。
 じわじわと売れていき、机の下にあるダンボールからみそさんが本を取り出そうとしたときだった。
 じわっと机が沈んだ。
 一瞬なにが起きたかわからなかった。
 ただ、スローモーションで机の端が床に近づく。
 机が倒れる!
 びっくりして、私が机を支えた……が、若干遅かった。
 机の上にあった本が雪崩れる。
 そして机を共有している隣のサークルさんの売り物も……
 途中で気がついて私が机を支えたので、壊滅的なダメージは無かったものの、机の上の本はほとんど床にばら撒かれる結果になった。
 謝りながら、お客さんに本を拾って貰う。
 このときに手伝っていただいた人たちには本当に感謝いたします。m(_ _)m
 もちろんお隣のサークルさんにも謝る。
 どうやら原因は机の脚の支え棒がしっかりと止まっていなかったらしい。
 なので、みそさんが本を出すときに机の脚にちょっと触れただけで脚がたたまれる方向へずれ始めてしまったようだった。
 今度からはもう少し確認してから展示物を広げよう。
 唯一の救いは、床が濡れていなかったことだった。
 雨にもかかわらず、床はほとんど濡れていなかったので、自分たちの物もお隣さんの物も無事だった。
 今度はちゃんと机の脚が固定されていることを確認して、再びディスプレイをはじめる。
 上から押してみて、大丈夫なことを確認する。
 しかし、まさかこんなことが起きるとは……さすがに今回は血の気が引いた。

 そのような事件が合ったものの、そのあとは無事に即売会は進んでいく。
 そしてお昼を過ぎた頃、yoshioさん登場。
「こんにちわ〜」
「こんにちわ……」
 すでに疲れきっていた。どうも真ん中の間に最初に入り、次に右の間左の間と渡り歩いてきたらしい。
「真ん中のまは洒落になりませんよ」
 なにやら聞くところによると、一番並んでいるのは出口に向かう列だそうだ……なんだかなぁ〜
 それに暑さも尋常じゃなくなっているらしい。
 今回、下の間は非常に快適だった。人が少ないのがもっともな原因だろう。
 そして差し入れのぶたまんと飲み物を頂く。
 いつもながらありがたいことだ。
 しかし、そのあとの言葉が私を凍りつかせた。
「Gさん目立ってますね。」
「目立ってる?」
 そこで初めて気がついたのだ。自分の声が大きすぎたことに。
 まずい、非常にまずかった。
 サークル案内にどう書いてあったかわからなかったが、大声をあげてはいけなかったような気がする。
 ということは……背中を冷たい汗が流れた。
 いまさらなにをしても無駄だった。
 とりあえず、そこからは少しばかり声を抑えることにして、あとは春のレヴォに受かっていれば……
 今だにペナルティーがあるのかどうかが気になっているのだが。
 それはそれで置いておくとして……

 お昼頃になると突然人が減った。周りの通路を見ても非常に人が少ない。
 このタイミングでみそさんがあいさつ回りに出る。
 最初に回れなかったので、このタイミングで出なければ、どこにもいけなくなってしまう。
 それに、そのあとに自分もあいさつ回りに出たいのだ。
 とすれば、このお昼の時間を過ぎてしまえば、もう一人が出ることはかなり厳しくなるのだ。
 ということで、売り子を私だけにして、みそさんは他の部屋へと飛び出していった。
 残った私は……特にやることも無く、椅子に座ってyoshioさんと雑談。
 たまにお客さんがきたときだけ対応する。
 しばらくして、横に立つ人がいた。
 見れば……あ、烈さんだ。
 今回はサークルとして申し込みを忘れ、来ないことになっていたのだが……
「いやぁ〜 疲れたわ」
と、しっかりと脇には紙袋を携えていた。
 いつもに比べて少ないかもしれないが、それでも全く買えていない自分よりはずば抜けた量だ。
 うらやましく思いながらも、売り子をしている限りまともに買えたことが無いので、たいていは最初から諦めている。
 そのまま3人でお話をしていると……なにやら人が増えてきていた。
 午前中にはこんなに人がいなかったのに……
 おそらく他の部屋から回ってきた人たちが最後になってここに来ているらしい。
 なにやらあわただしくなってくる。
 そのうちにお客さんが集まり始めた。
 この時間になってお客さんが来るとは思っていなかったので、ちょっとばたばたしていた。
 yoshioさんにも手伝って貰ってその場を切り抜ける。
 そのあともお客さんがちらほらと現れては消える状態が続き……みそさんが戻ってきてもしばらくは売り子を離れることが出来なかった。
 どうもこのレヴォというイベントは予想と違う動きをするのでバタつく。
 そして、やっとその場を離れられたのは14時をすっかりと回っていた……
「行ってきます」
と声をかけ、パンフを持ち、いざ知り合いのいる左の間へ……
 時間もそう無いので、本当に知り合いだけを回ることになる。
 まずは『生徒会室』のあきもと大さんのところへ。
 すでに本は無く、CG集もそれなりにはけていたようだ。
 イベントについてちょっとだけお喋り。
 やっぱりレヴォにはどんなものにしろ、新作を作ってきた方がいいらしいという結論に。
 かなり素敵な作品を作られてきているので実はこれからすごく楽しみだったり……
 次に向かうは『みきコーポレーション』のみきさんのところ。
 しかしみきさんは買い物中とのこと。残念……代わりに浮霞さんがいたのでお喋り。
 そして次に『まいたけ企画』のまいなさんのところへ……しかしこちらもおらず。
 そのブースには11月末に行われるBrightSeasonのカタログだけが積まれていた。
 しかし、そのカタログの分厚いこと分厚いこと……2/3はサークルさんの絵だった。
 イベントカタログとしての役割は前の1/3だけ……採算が取れるのだろうか?
 そして今回初対面となる『サークル・ego』の方たちのところへ。
 なにやら、どうも皆さんもっていらしたイメージと違うといった声が多かったようで……
 もっと怪しげな人間を想像していたらしい。
 まぁ、中には数名知った方もいたので(先に差し入れを持ってきてくれた方もいた)そこでしばらくおしゃべりする。
 そして最後に『猫茶亭』のぐるさんのところへ。
 ぐるさんだけがぽつんといた……
「一応寄りました。早く帰んなきゃいけないので」
「みそさんと同じこと言ってますね」
 どうやら、みそさんもここに来てそういって戻って行ったらしい。
 本当に時間も差し迫っていたので、上の間に行きたかったのを無視して、サークルスペースへ戻った。
 すでに時間は15時を回り、終わりまであと30分を切っていた。
 あとは終わりを待つだけ。そこへyoshioさん登場。ここからいっしょに行動する。
 売っているものはそのままにしてダンボールなど、片付けはじめられるところからはじめる。
 なんだかんだ言って、それなりに売れたようで、最初七箱ぐらい合った箱はあっという間に減り、まとめると2箱ぐらいになりそうだった。
 エココな本2も400弱は売ったんではないだろうか。
 そんなに売った記憶は無いのだが……
 そして、開場に終了の放送が流れ、会場内に拍手が溢れる。
 と、同時に一気に机の上を片付け始める。
 10分もするとダンボールは見事にまとまっていた。
 そしてみそさんが宅急便の発送を行いに行く。
 私はその間に自分の荷物の整理。
 今日のお土産として、BSのイベント用に作ったマグカップの印刷不良品をみそさんから貰う。
 これは先ほど前川さんがもってきてくれたものだった。
 そこでぐるさんに連絡。で、ぐるさん側へ移動することに。
 片づけを終え、ぐるさんのところへ移動しこれからどうするかを考える……で、まとまらず立ち話。
 と、その横に先ほどいた『サークル・ego』のメンバーが。
 なにやらオフ会の場所が決まっていないとかで……近くの『天狗』を紹介する。
 で、私たち、みそ、ぐる組はネコバさんの新サークルメンバー(中学生?!)のために下のラケルでお食事。
 すでに限界がきていたのか、みそさん、ぐるさんともに食事をし終わると轟沈。
 さすがに2人ともここ数日の徹夜などが堪えているらしい。
 というわけで今日はここで解散。
 1ヵ月後に会うことを約束し(というか、もう決定?)池袋で別れた。
 駅に向かう途中、私はあることを思い出し、ここでyoshioさん、みそさんと別れる。
 そして向かったところは……『天狗』(笑)
 そこには先ほど分かれた『サークルego』のメンバーが。
 いきなりその場に溶け込み、っというか一人えせ関西弁で毒を吐く。
 それから1時間くらい話し、今度こそ解散。
 家に帰り着くと、さすがに疲れていたのかそのまま就寝。
 こうして、今年の秋レヴォが終わった……
 
 そして次回は……BrigetSeason7。
 今年もついにラスト2つ。
 DiGi新刊は間に合うのか? 神に祈りは通じるか?  そして、今回は仕事が無いままいけるのか?
 今年2度目の壁に私は挑む!
 
 



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